和色(日本の伝統色)

目次

■和色の性質

和の色は、約1,100種類あると言われている日本の伝統色です。古代より日本で見られる四季の植物や花、鳥や動物の色に由来する日本独特の色名がつけられています。例えば、赤褐色の「きつね色」や鮮やかな黄緑色の「若草色」などがあります。

■和色の心理効果と性格・キャラクター

◇藍色(あいいろ)

日本の染め物として代表的な藍色。藍と呼ばれる植物の名前にちなんで藍色と呼ばれています。インディゴと同じで濃紺で、宇宙や星空を想起させてる落ち着きを与えてくれる色です。ずっと見つめていると、自己を深く見つめさせてくれるパワーがあります。また、重厚感がある色なので高級なイメージを与えます。藍色を好む方は、常識にとらわれることなく、物事を深く考えることができます。心を落ち着かせて、冷静になりたい時にも役立つ色です。

◇茜色(あかねいろ)

茜色は、茜草の根を使った染色に使われる暗めの赤色です。夕焼けの空の色としてもよく例えられます。この深みのある茜色は、情熱的で燃える太陽の様なパワーを与えてくれると同時に、落ち着き感も与えてくれます。茜色を好む方は、ポジティブ思考で積極的な行動力を持っています。また、正義感が強く曲がったことが嫌いです。時には感情を抑えきることができず感情的になってしますこともあります。

◇江戸紫(えどむらさき)

江戸時代に、東京の武蔵野に自生している紫草(むらさきそう)を使った染料の色です。紫は自然のものから再現するのが難しい色であることから、貴重で高価な色として扱われてきたため、世界的にみても高貴や高級なイメージを与える色です。一方で、闇や死を連想させる色でもあるので、不安や不吉なマイナスイメージも持っています。紫色を好む方は、独自の世界観を持っていて美意識が高く、物質的なものよりも精神面を大切にします。

◇鴇色(ときいろ)

鴇色は、朱鷺色(ときいろ)とも呼ばれており、トキの風切羽から由来している優しいピンク色です。桜など春に咲く花の色でもあり、春先の暖かい心地よさやふんわりとした愛らしい女性をイメージさせます。日本人の肌の色と相性がよく合わせると美しく見せてくれるので、頬紅の色としても使用されてきました。朱鷺色を好む方は、他の人のことを自分のことのように考えられる優しい心の持ち主。母親のように包み込むような愛情で人と接することができます。

◇蒲公英色(たんぽぽいろ)

平安時代より使われている、植物のたんぽぽの色に由来している温かみのある黄色です。日本では別名で「ふじな」や「たな」とも呼ばれています。蒲公英色は、春のぽかぽかとした陽気をイメージさせ、明るく元気な気分にさせてくれます。蒲公英色を好む方は、おしゃべりや注目されることが大好きですが、内面は落ち着いていて穏やかな心を持っています。

■和色から連想する抽象的イメージ

古風、歴史、伝統、美、自然、優しい、落ち着く、お正月、お祝い、上品、繊細

■和色から連想する物体的イメージ

着物、浴衣、千代紙、寺、神社、風呂敷、歌舞伎、のれん、漆器、桜、たんぽぽ、若葉、苔、きつね

まとめ

いかがでしたか。和の色は、今回ご紹介した以外にもたくさんの魅力的な色があります。どの色も日本独特の色味と色名で、見ているだけで日本人が持つ美意識の高さが伝わってきます。和色は、自然のものから由来しているので、目に優しい色ばかりだと言われています。そのため、落ち着いた雰囲気やリラックス効果を与えてくれるのかもしれません。日本人として、これからもこの日本の美しい色を忘れずに大切にしていきたいですね。

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