カラーセラピーとは?

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カラーセラピーとは?

あなたは「カラーセラピー」と聞いて、どのようなものを想像されますか?

セラピーという名前がついているので、色で癒されるものというイメージを持っているかもしれませんね。しかし、実際カラーセラピーはただの癒しではありません。

カラーセラピーは、日本語で言うと「色彩療法」です。色が持つ効果を活用して、心と体のバランスを整えてそれを維持するための治療方法の一つです。現代人が抱えているストレスを軽減して、より健康的に過ごせるように手助けをしてくれます。

ただ、治療といっても手術をしたり薬を飲むことはしません。カラーボトルなどのツールを使い、色について熟知しているカラーセラピストを通じて治療をしていきます。

カラーセラピーは占いみたいなもの?!

また、あなたはカラーセラピーは占いの一種だと思っていませんか。

今の自分が気に入った色のカラーボトルを選んで、それに基いてカラーセラピストがあなたの思っていることや、適正、将来へのアドバイスを行ったりということを聞くと、確かに占いのように感じてしまうかもしれません。

しかし、カラーセラピーは占いではありません。

あくまでもカラーセラピーは、色の持っている効果を使った療法、治療方法です。香りを使った療法のアロマテラピーやパワーストーン(鉱石)を使ったストーンセラピーと同じで、カラーセラピーの場合は色を使った治療方法です。

カラーセラピーの歴史

では、カラーセラピーはいつ頃できたものなのでしょうか。

今現在、日本で受けられるメジャーなカラーセラピーは「カラーボトル」と呼ばれるものを使った方法ですが、このカラーボトルを使ったカラーセラピーは1980年代にイギリスではじまりました。

しかし、色を使った療法はもっとはるか昔、古代エジプトの時代より行われてきました。

古代エジプトや中国、ギリシャではカラーホールと呼ばれる、色を使ったヒーリングルームを作って病気の治療などに役立てられました。カラーホールには、空の青を天井に、芝生の緑を床の色にするなどして自然の色を部屋の色彩に取り入れたりしていました。このようにして、色を病気の治療方法の一つとして活用してきました。

また、古代エジプトでは、色が持つヒーリング効果についてのリストが書かれたパピルス紙が紀元前1550年頃に発見されています。中国では、中国で最も古い医学書として知られている黄帝内経(こうていだいけい)の中にも、色を使った診断について書かれています。

このように、色を使った治療は最近できたものではなく、古代より受け継がれてきた歴史的な治療方法の一つなのです。

 カラーセラピーで色を意識的に取り入れよう!

私たちは、常に色に囲まれて暮らしているため、色が実際に私たちにどんな影響を与えているのかを感じることは少ないかもしれません。しかし、実際には私たちは色によって判断したり行動したりしています。例えば、信号機を見て赤だと止まる、青だと進むという風に、色によってどう行動するかを判断しています。

また、赤や緑、オレンジ色の食べ物を見れば美味しいそうと感じますが、青色の食べ物を見たら不味そうと食欲がなくなってしまうというのも色の持つ効果が関係しています。このように、色は私たちの生活に大きく影響しているものだと分かります。

カラーセラピーは、このように色の持つ効果を利用して、よりよい生活を送ったり、心身ともに健康な状態へと導いてくれる療法です。色を意識的に見たり使うことで私たちの生活をもっと快適に過ごすことができます。「色を使ってもっと充実した毎日を過ごしたい!」と感じているなら、一度カラーセラピーを体験されてみてはいかがでしょうか。

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